ADHDとADD
ADDとは「油断優勢型の注意欠陥・多動性障害(ADHD)」のことです。言い換えれば、「多動の無いADHD」という事象です。この多動の無いという条項が面倒です。なぜなら、ADHDは割りに早期に見出だすしやすい発達障害ですが、ADDのケースは「多動が無い故に見い出しづらい」からです。ADDの子どもだと、・集中力が続行しない・反抗的な振舞いではないのに案件を締め括りまで遣り抜くことができない・話しかけても虚ろに思える・忘れ物が数多い・提示物が滞る・意志薄弱に思えるなどの特質があらわれます。これらがADDによる性質だと認知されないと、「やる気がない」「怠けている」と叱られたり、問題児待遇され、自己肯定感が大きく傷つく可能性があります。子供が何度も同様の軽はずみを反復する場合は慎重に子どもを監視し、何らかでも疑わしげなときにはすぐの発達相談センターにお問い掛けください。